ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

2011年9月時点の日本

9月20日(月)天気:雨 気温28℃ 湿度:?


3.11から半年が経過したにもかかわらず、一向に復旧の目処が立たない福島の現状に「事の重大さ」を思い知らせれた。
物すごい円高と各所で起きた自然災害の上に、酷暑の続く日本列島は見えない「放射能」の恐怖から
何を信じたら良いのか分からない「地獄絵」さながらである。

黒澤明監督の「夢」を思い出す。

アメリカの同時多発テロから10年。
テロの諸某者を消え去った事で再び報復におびえ、生活に疲れきったアメリカ国民に安らぎはない。

なぜ、ここまでの憎しみを作り出すのだろう?
どこの国民も「望んではいない」はずである。

私利私欲は「多くの人々」を絶望の「どんぞこ」に落とし入れた。

ネパールの貧困には、目を見張るものがあるが「誰が悪い」訳でもない。
あえて言えば「政府?」のあり方だろうか?
国民の95%が貧困生活をしているが、「絶望感」はない。

誰もが食べるために「一生懸命」生きている。
1日働いて100~300Rs(110~350円)の稼ぎしかならないが、ネパール時間での労働は日本の労働とは違い、
すべてが「ゆっくり」である。

午前10時ごろ仕事の場所(土木作業現場)に集まり、午後2時ごろには昼食(カザ)のため1時間ほど休憩、
その後午後5時には作業を終了して家路に着く。
きわめて生産性の悪い仕事ぶりではあるが、そこには「悩みや苦しみ」など精神的に苦しむ事はまったくない。

11ヶ月と1週間ぶりに帰った日本でまず感じたことは、「何と自然災害の多いことだろう」と思った。
雨や台風のうえに大地震や放射能汚染に「おびえる日本」を見た時、「立ち直れるのだろうか?」との心配が心を過ぎったが、すぐに「ここは日本」である。

ネパールでは「無理」であろう。
間違いなく「立ち直る」が時間は掛かるであろうと考え直した。

「受験地獄」に「就職難」と「就労年齢者の失業による生活保護」、これでは国税は「ざる」のように流れ出てまう。
日本の円高不況にヨーロッパやアメリカの不況は、今まで世界経済を牽引してきた国々が、
中国や韓国さらにはベトナムやカンボジアなどアジア諸国にその牽引役を受けてもらう時が近い将来やってくるであろうか。



現地速報:18日の夕方ネパールでも地震が発生、(記憶するかぎり30年近く前に起きている)今回もネパールの東側で、
震源地はインドシッキム、しかしインドやネパールの建築は実に脆くできている。

バクタプルやカトマンドウで建物が崩壊し、死者18人と19日のミナからの電話連絡で知ったが、
古い建物の崩壊が目立ったとの事。

我が家の被害は無く、全員無事であった事は幸いであった。
添付写真は、先日見てきた美浜の原発とラムチェの子供である。何と次元の異なることだろう。



日本にて
日本にて

ラムチェ村にてⅠ
ラムチェ村の子供



ネパールの習慣: 今回も割愛させていただく。





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  1. 2011/09/20(火) 12:17:22|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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