ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

自業自得?

6月23日(水)天気:霧後快晴 気温:23℃ 湿度:45%

久しぶりに「雲の中」の朝を迎えた。



今回は、ネパールにおける活動と生活(家を建てる過程を含む)

の中で「しまった!」と感じた事をお伝えしたい。



はじめに「お金の無駄」に関する「しまった!」からお伝えする。

活動でも生活でも「お金」は常に「自分で管理」することが常識

である。

しかしである。

単身赴任?の身では所詮限度があり、特に家を建てる時などは無

理である。

多くの資材購入や労働者の賃金さらに自分の食べる食材の購入な

ど「めちゃめちゃ」に忙しい。



そんな時の「お金」の管理である。

日本に居る時には全てが振り込みであり、妻が管理していたため

全く実感が無かったのが本音である。

ここに来て全てを自分で支払うようになり、電気・電話・食材費

・インターネット代に交通費・人件費(労働者)・建築資材など、

お金に羽が生えたように飛んでいく。

何時も頭の中で出て行ったお金より、残高の計算をしている始末。



最近は毎日、寝る前に電気の消し忘れや水道の蛇口を点検して回

るようになった。だが「眠い」。

なぜなら、ここまで頻繁に停電があるところでは深夜に通電があ

るため、前に点けていた電気がそのままになり通電と同時に点灯

するからである。(中には昼行灯もある)



水も1000ℓあると言っても、少しの水が漏れているだけで一

晩に200~300ℓの水が流れでてしまい、その補充はポンプ

で上げねばならないからである。

そのため通電時間に合わせて深夜起きなければならず、結構疲れ

る。

自分の事ながら、これが分かっただけでも「進歩」であると思っ

ている。

日本に帰った時には十分役に立つことであろう。

自分で選択した場所での活動であり、これこそ「自業自得」であ

る。



ネパールの習慣:以前ローカルバスでのテープが、凄い音量で流

される話をお知らせしたが、これはバスだけの事ではない。

家にいても同様で、CD&ラジオなどは音量を最大限にして鳴らす。

自分が外に出て行く場合にもラジオを消すことはしないから始末

に悪い。私が頼んで「もう少し音量を下げてくれ」と頼むまでは

「めちゃめちゃ」の音量である。

添付写真は建築中の「銀杏旅館」である。今は完成。


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  1. 2010/06/23(水) 18:42:13|
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「忘れる事は天が授けた」大切な能力?‏

6月13日(日)天気:朝雨のち快晴 気温:20℃ 湿度:60%



今回は、人間の一つの能力である「忘れる」事についてお伝え

したい。

人間は年と共に「物忘れ」が多くなると言われる。しかしこの

「忘れる」と言う能力?は人間にとっては大切な能力の一つで

あろう。

ここネパールでの活動をはじめて5年が経過した。

はじめは、騙されたり・騙されたり・騙されたりの連続で25年

間が過ぎたが、はじめの出来事(特に苦しかった事)は殆ど忘れ

楽しかった事のみ残っている。

だから懲りずに「支援活動」が出来るのであろう。

人の名前や場所の名前など「どうでも良いこと」はどんどん忘れて

いくのも事実である。

私もここネパールでは同様で、あまり関係の無い人の名前や場所の

名前は「忘れる」事が多い。

現在、「自立支援」のための仕事づくりでも辛い事や苦しい事などは

忘れがちである。

忘れないのは「子供たちの笑顔」だけである。

みなさんにお伝えしたいのは、この「忘れる」事の出来る能力である。

もし、過去の出来事が全て頭に入っていて、忘れる事ができなけれ

ば大変な苦痛を一生背負って生きなければならない。

神が授けた能力の内でも「天命を全うする」為には無くてはならない

能力である。

苦しみを「和らげる妙薬」でもある。

ただ、時間が必要な事は耐えなければならない。

自立支援活動もこの「雨季」の時期は活動できない。

なぜなら、村までの道のりがあまりに悪く、1日で辿り着けるような

時期まで待たねばならないからである。

途中に宿泊する村でもあればいいのだが、それもなく一時はテントを

持ってとも考えたがあまりに荷物が多くなり、そのためのポーターが

必要になる為断念。

まぁゆっくり進めるしかない。

ネパールの習慣: 習慣とは違うが、最近日本人の旅行者がスリの被害

に逢っている。

ここのスリはヨーロッパや他の東南アジアのスリとは違い、単純にリ

ュックのチャックを開いて抜き取るか、さもなくばポケットから直接

抜き取る方法が殆どである。

カトマンドウ市内を運行しているマイクロバスやトゥクトゥクと呼ば

れる三輪の乗り合い自動車は、「ぎゅうぎゅうに詰め込まれる」ため

決して大金(必要以上のお金)を持って乗らない事が懸命である。

かく言う私も過去に2~3度「やられた」経験がある。

ここでは、観光客の喜ぶお祭りが多く、沢山の人が集まる所では必ず

スリに会う事を想定して行動するべきである。



添付写真はポカリナランタンでの朝日である。



では次回「ネパール通信」まで





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  1. 2010/06/15(火) 18:42:46|
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自立支援を妨げるものは何?‏

6月2日(水)天気:曇り 気温:28℃湿度:45%



以前にも、かなりこのテーマについてはお伝えしてきたが、

今回もトゥロパカル村で苦戦を強いられている。

子供たちに学校へ行ってもらう事は容易なれど、その後

の自立を如何にして支援していくのかは、彼ら親たちの

考え方に掛かっている。

我々は、彼らが「自立」するのを支援するに過ぎず、我

々の考えで「仕事」を作り与えても、決して続かないば

かりか、反対にその道具や機材を売ってしまう始末である。



学校を重視していない彼らに「子供を学校に通わせる」

事を「最優先する考え方」を教える事は時間が必要である。

我々が勝手に3年を目処としても、マインドを変える事

が出来るのか?極めて疑問である。

基本的にここの人たちは「支援を受ける」事に感謝はおろ

か「自分のため」になるか、ならないか?が善悪の基準で

あり、もし自分のためにならない事はやらないのが普通で

ある。

ましてボランティアなどは「自分の仕事ではない」と考え

ている。「自分たちは貧乏で、外国人から与えられるもの」

と言うことである。

支援すれば「どこまでも、つけあがる」もっと・もっと

と言った具合である。

これは、どの民族(ネパール国内)でも同じである。

例えば鉛筆をあげれば、直ぐにボールペンが欲しい。

ボールペンが手に入れば「万年筆が欲しい」となってくる

のが「腹立たしい」。

これは一部の人を除き、全てのネパール人に言える事である。

従って、「自立」する事よりも「永遠に支援を受けたい」と

考えているのが見えてくるから悲しい。

お菓子が欲しいと母親に「やんちゃ」を言って店の前で転が

って「泣きじゃくる。

日本でも昔はよく見かけたが、最近では少なくなった。

50年前の日本そのものである。

今の日本では、欲しいものが与えられているのであろうか?

不景気風の吹く日本では「我慢」する事を母親が教えるが、

(教えない親も居ると聞く)ここではそれがない。

だから「泣きっぱなし」でほかって置かれる。

すると、兄弟や近所の子供たちが介抱にあたる。

よく出来たものである。

日本でも50年前は同じであった。



こうした生活環境の中にあって、果たして「学校の必要性」

を理解する事が可能であろうか?

ここでみなさんに理解して頂きたいのは、ネパールでは高校

を出たくらいでは職がない事である。

例え大学を出ても、働く工場や事務所は極限られた人たちに

よって占められている。

しかし、最低限度の教育は受けないと、「騙される」事が多

いだけでなく、全財産(含む家や土地)を取られる事も、良

く聞く悲しい出来事である。

自分で仕事を作らなければならないが、資本金が伴う。

だから学校の必要性を感じられないのが、彼らの思いであろう。

しかし、子供たちの間では少し異なる。

世間で言う「見栄」なのか、ここの国家試験であるSLC

(10年生を終えるとお金を掛けて受験する)にパスするか

しないかは、子供たちの大きな問題である。

こうした背景の中での「自立支援」である。

「ゆっくり」「急がず」「根気欲」村人の望む現金収入の道を

切り開かねばならない。

「焦り」は禁物である。

今日がダメなら明日、明日がダメなら来週、来週がダメなら

来月と言った進め方である。

これは私自身が毎日「心で言っている」事である。

「自立支援の動き」は、じっと我慢の時であろう。



ここでビジネスの仕事(輸出入)をしている日本人やヨーロ

ッパの方々は、既に作られたものを買う分には問題ないが、

新たに製作して輸入をしている方々は大変であろう。

何時出来るのか分からないものを、母国に送らなければなら

ない。

納期と言う観念がまるで無いネパールである。



ネパールの習慣:整理整頓の出来ないネパール人?

ここの人たち(村人)は元の位置に物を戻す事をしない。

使う時に「あの服はあの工具は何処にあるのか?」と探して回る。

しかも何回も同じ事を繰り返す。

私もキッチンでは必死に教えているが、なかなか直らない。

使ったものは、使いっぱなしの状態である。

だから、屋上にネパール式のキッチンをもう一つ作った。

ここは彼らネパール人専用のキッチンとしたが、たまには下のキ

ッチンも使うため、要注意である。

プロパンガスを使ったことのない山岳民族である。

事故が起こってからでは遅い。

先日もミナのお母さんが、プロパンガスでお湯を沸かしていて、

沸いた後でガスを「息で吹き消している」場面に出会った。

生活環境の違いとは言え、危険極まりない。

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  1. 2010/06/03(木) 14:52:35|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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