ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

☆雨季は命の糧を育む!

7月30日(水)天気:曇り 気温:24℃ 湿度:65%



今日は、みなさんに雨季のラムチェ村とその一部である、ジュレ集落をご紹介したい。

(場所はバラビシから7分ほど手前の集落で、メインロード沿いの村である。)

7月の終わりに山に登り、(マンゴーの手土産を持ち)ラムチェ村の子供達に会いに出かけた。

レインコートと傘を準備し、午前6時に出発

「連日の交通機関のストライキ」の合間をぬっての行動である。

(帰路はストライキにはまり、散々な思いで帰宅する結果となった。)



一面「緑」の段々畑は、どこもいっぱいの水を湛えて娘さんたちの歌声も聞こえ、

登り坂の苦しさを吹き飛ばしてくれる。

学校はまだ休みで、畑仕事が子供達の仕事である。

GetAttachment_convert_20080730110459.jpg

DSCF9659_convert_20080730110311.jpg


今回はスモールミナちゃんの家に宿泊。

連日の雨であったが、私が登る時は強い日差しの中をいっぱいの

「汗」をかきながら登った。

着くと直ぐに子供たちが「マラ」(花の首飾り)を持って集まってきた。

10~15人ほどであるが、全部の子供から貰うと私の「顔」が隠れてしまう。

途中で一旦横に置いてから次の子供のマラを受ける。

子供たちは、そのまま夕食時まで私と遊んで帰って行った。

スモールミナちゃんの家に着くころには、「曇りから雨」に変わり、

夕方には強い雨に、しかしこの雨のお陰で夜は「涼しい」中で寝ることがでる。

夕食はネパール料理(ダルバート)であったが、何時もとは少し違い、

「ゴマ」を使った「アチャール」(少し辛い漬物?)が出てきた。

これが結構旨い!

食欲をそそる食べ物である。

夜には来るはずの電気は、先日の豪雨でトランスを支えていた電信棒が倒れて破損、

男性10人が青竹で担ぎ、カトマンドウまで修理に出された。

来週末には治ってくるそうであるが、極めて疑問である。

なぜなら、連日のストライキで交通手段が麻痺している中の修理は難しいと云わざるを得ない。

翌日には、ジュレ村のビヌさん宅へ行き、貧しい子供達へ衣類を贈る事になっている。

(子供はビヌちゃんが集める事になっていた)

DSCF9711_convert_20080730110412.jpg



午前11時にラムチェ村を出発、途中校長先生の家に寄り

「チキンプロジェクト」の経過と進捗状況(考え方を、どれだけの村人が変えたのか)を聞き、

13時にはバスに乗った。

まだ、半数以上が以前のままとの事。(変わっていない)

ジュレ村ではビヌちゃんが「首を長くして」待っていた。

前日の電話では11時には彼女の家に着く予定であったからである。


私とスモールミナちゃんが村に着いた時には20人ほどの子供達が彼女の家に集まっていた。

一列に並んでもらい、スモールミナ・ビヌちゃんが順番にサイズをチェックしながら配布していった。

終了後「「全員で記念撮影」。

スモールミナとビヌちゃんは政府の仕事をやっていて、共に良く

働く素晴らしい考え方の女性である。

昨日(29日)、我が家に来てもらい(15歳のレヌカちゃんも一緒)

タメルのラムさんにお願いして「編み物」の先生の派遣を依頼。

我が家での、2ヶ月間の講習の後バラビシにて部屋を借り、

教室を開く予定である。(もちろん無料で)

この時には現在の2人(ビヌ・レヌカちゃん)が先生となり20~30人の女性に教える事になる。

DSCF9719_convert_20080730110436.jpg




製品はラムさんが引き取り、各地で販売。(日本にも)

ラムチェ村の女性が自分で「現金収入」が得られる道を

「手探り」の状態ではあるが、進める事で彼らの考え方を変えられればとの考えからスタートした。



必要経費は、生活費を私が講師代はラムさんが負担する事で進めた。

今回は簡単な現状報告になったが、「やる気・根気・勇気」を持って粘り強く進めたい。



では次回「ネパール通信」まで



追伸:「銀杏旅館」を新築するため「ネパール通信」が遅れる事が

しばしばあるが、ご容赦願いたい。

DSCF9692_convert_20080730110348.jpg


スポンサーサイト
  1. 2008/07/30(水) 10:32:12|
  2. ネパール通信
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

捨てたものは何・・・・・?

7月20日(日) 天気:時々雨 気温:25℃ 湿度:70%


久しぶりの「ネパール通信」である。

政権は変わったが、この国の中身は全く変わっていない。

日本大使館で働く日本人の方でさえ、

「人の欲は何時でも、何処の国でも同じですね」と言っている。



☆穏やかな時の流れに・・



ここでの「時間」は極めて「ゆっくり」と流れて行く。

従って、変化が分かり難いのだろうか?

一方、「雨季真っ只中」のネパールではちょっと珍しい光景を目にする事が出来る。

モーターバイクに乗った二人だが、後部座席のご夫人が「傘」をさしている。

スピードが無いから良いのだが、強い風などが吹いたら大変である。

バスの乗客も屋根に乗った人々が「傘」をさしている。

そのバスの後ろには「車掌?」がつかまっている。

「危険」とか「道路交通法」とか厄介な事は考えない方が良い。

とにかく「ゆっくり」である事が全てを可能にしている。

「田植え」も今が盛り?で、小雨の中多くの村人がそれぞれの「田んぼ」で働く姿が見られる。

こうした、光景は「今も昔も」変わらない。

日本でも以前はよく見かけたが、最近では殆どの「田んぼ」で

機械化されて「田植え」の情景が変わってしまった。

やはり、「ゆっくり」した中での「田植え」の方が、

なぜか懐かしい気がするのは私だけではないだろう。

これは極めて「虫のいい」話である。

なぜなら、文明を追い続けて・機械化を追い続けて現在の日本が成り立っているのに、

いまさら「何を云うのか?」と叱られる事を承知で「自分に」問いかけた。

「昔は良かった」・・・・・でも、「何を無くした」のか。

物質文明の発展と共に「精神的安らぎ」の場を無くして行ったのか?

自然破壊・環境破壊など数限りなく捨てた「自然」である。

ならば、今からでも「遅くない」・一人一人が行動するのみである。

出来ることから・・・・・・・・


DSCF9565_convert_20080720152618.jpg





DSCF9571_convert_20080720152717.jpg





DSCF9621_convert_20080720152742.jpg




  1. 2008/07/20(日) 15:24:36|
  2. ネパール通信
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

デンマーク弦楽四重奏団チャリティーコンサートのお知らせ

10月12日に筋田さんの講演会があります。
同時にチャリティーコンサートも開かれます。

生のネパール情報を聞くことができると思いますので、
お近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。

コンサートチラシ
  1. 2008/07/17(木) 22:58:58|
  2. 管理人よりお知らせ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

筋田さん、TV出演!!

すでに放送が終了してしまったのですが、先日、筋田さんがTVに出演されました。

番組名は

読売テレビ「グっと!地球便」


ラムチェ村でのボランティア活動についても、取材されていました。
ラムチェ村に行ったことのある方は、「懐かしい~」と思われたんじゃないでしょうか?
かくゆう私もそのうちの一人です。

放送内容は番組HPに詳しく載っていますので、ぜひご覧ください。

04.jpg
(グッと!地球便HPより画像をお借りしました)


グッと!地球便のHPはコチラです





  1. 2008/07/17(木) 22:47:41|
  2. 管理人よりお知らせ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

大きく立ふさがる「ネパールマインド」

7月8日(火)天気:快晴 気温:28℃ 湿度:50%



☆大きく立ふさがる「ネパールマインド」


ここネパールでの生活も3年が過ぎた。

この間、村人や町の人々との話の中で、彼らの考え方や性

格も少しではあるが分かってきた。

しかし、理解はするが、納得する事は出来ない。

長い間の生活習慣や貧困からの考えかたであろう。

例えば、1~2ヶ月の期間で「日本語」と「パソコン」を

勉強に来ていた2人でさえ、帰る時には私に黙って衣類・

ボールペン・ノートを持ち去った。

この文房具は、ここで使うために保管しておいたものである。

彼女たちには、「悪い事」をしていると云う考えは全く無いのか?

持てる者から、黙ってもらって行くのは「悪くない」のか?

こんな事の繰り返しである。

このネパールマインドには、いささか愛想が尽きる。

この国では、そうしないと生きていけないのだろうか?

ヒンズーの教えの中で、「富める」者から「施し」を受ける

のは当然との考えなのだろうか?

全ての子供がそうではない。

数少ないけれど、控えめな子供も居る。

この国でのボランティアで、一番苦労するのがこの考えかた

である。多くのボランティアの方が「最後に砂を噛む」思いをしている。

私自身にまだ「施し」をしてあげる。・・・と言う考えが残っている。

まだまだ、精神的に未熟である。

これがある内は、こうした問題に悩む事になる。

しかし、これに屈していてはここでの生活すら出来ない。

まして、ボランティアなど出来るはずもない。

極めて個人的に「自己満足」のために「施し」をされている

方が多い。特に日本人の方々である。

「医療」「教育」の関係の方々が多いようである。

これには、問題はいささかも発生しない。なぜなら、物をあ

げる・病気を治してあげる・勉強を教えてあげる。

貧しい人々に施す活動である。

この活動が、自主的な活動であれば「この活動の是非」は問わない。

宗教活動であれば、布教の一つとして捉えればいいが、私たちは宗教活動ではない。

しかしである。

「砂漠」に水を注ぐ活動が、果たして将来の保障になるのだろうか?

私たちは、この国の将来を担う子供達が、少しでも多くの選択肢を得られるよう、

「勉強ができる環境」を「彼ら自身の力で作り上げる」事にある。







  1. 2008/07/09(水) 12:27:58|
  2. ネパール通信
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

☆国民の実力行使が国を動かす。

6月18日(水)天気:曇り 気温:26℃ 湿度:65%



☆国民の実力行使が国を動かす。



ネパールに来た事のある方なら、一回は交通手段の「ストラ

イキ」(ここの言葉でバンダ)に遭遇された方も多いと思う。

選挙が終わって2ヶ月が経過した今、まだ国会は機能してい

ない。

今回もインドから来るガソリンや石油・プリパンガスなどが

値上がりし、それに伴ってバスやタクシーの料金も値上がり。

しかし、ここでは大臣の許可が無いと値上げ出来ない。

やむなく、「ストライキ」となるが、多くの観光客はこれに

はビックリする。

交通事故で人が亡くなっても「ストライキ」バスが谷へ転落

しても「ストライキ」政治問題を解決するのも「ストライキ」

あらゆる問題が「交通手段の遮断」で解決していく仕組みであ

る。

ここネパールでは唯一の交通手段(一般的に)は大中小のバス

であり、「ツクツク」と呼ばれる乗り合い三輪車であるが、そ

れらが全て止まってしまうと、職場にも行けず、学校にも行け

ず、多くの店も休み、結局ゼネストになってしまう。

それが、ここで言われる「バンダ」である。

しかし、これによってガソリンの値上げと平行して、公共料金

の値上げも実施される事になる。

今回は3日間であった。しかし観光客にとっての3日間は貴重

な3日間である。情報も当日になって初めて分かると言った具

合では予定など立つはずもない。

(飛行機は別である。)



全てがこんな形で決まって行く社会で、如何に運営したら統一

した国会運営が可能なのか?

今日は、マオバティーパーティーの党首であるプラチャンダ氏

が全ての政党に呼びかけ、今後の国会運営を協議する事になっ

ているが、選挙で大敗した各政党に何が出来るのであろうか?

バックにアメルカの意識が働いているものの、隣接諸国への恒

久的政策を持たない「プラチャンダ氏」が今後どんな展開を示

すのか、全く見えてこない。

早くも、自分たちが選んだ「プラチャンダ氏への不満」が出て

きているのも事実である。



しかし、これが今の「ネパール」である。


DSCF6075[1]_convert_20080704175046
  1. 2008/07/04(金) 17:27:41|
  2. ネパール通信
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ネパール通信 (318)
管理人よりお知らせ (6)

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード