ネパール通信

ネパールでのボランティア活動報告を通して、生きた現地情報をお伝えします。

2011年後期〜2012年前期総括

5月11日(金)天気:快晴 気温:20℃ 湿度:55%


昨年9月からの総括をしたい。


【活動】

今回は子供の人数も変化せず、(39人)1年分の文房具や制服・子供服の配布と医薬品補填をしたのみで、
現行維持をしたに過ぎなかった。

自立支援に向けた活動としては、日本の「手芸販売店」を経営する女性から依頼され、
トゥロパカル村での練習に踏み切り5日間の練習の後、編み棒と材料を置いてKTMに帰った。
結果は、最初25人の練習する女性が居たが、最終的には10人ほどになり、
製品として使えるものを作れたのは6人ぐらいであった。

絨毯の工場を設置する事も調査したが、とても大きなお金が必要となる事から断念し、
2〜3人の女性にやってもらおうと考えて話しを進めたが、費用対効果から断念。
理由は、約1ヶ月間の労働で1枚の絨毯を織り上げるが、その後の作業「洗浄・毛を揃える作業」は分業であり、
その技術者が居ない事も断念の要因である。

しかし、「編み物」の方はこの6人が時間を掛けて他の女性に練習させれば、
きっとそれなりの成果は出ると考えるが、ここはネパール。
あきっぽい・気の向いた時だけ、と言った性格がどこまで日本人の要求に応えられるか不安要素はある。

合計6回のトゥロパカル訪問となった。



【生活と情勢】

一方当方の個人的な部分では「歯医者」へ行った事が最大の注目点であった。(目からうろこ?)
さらに、我々の友人でもあるラムさんの妹の「サラダさん」が、
ここの元旦(4月13日)に結婚したことも付け加えておきたい。

ミナの下の弟(サロジ君)がSLCを終えて我が家に来た(今年4月から4人での生活)事も新しい環境変化である。
現在、3人が「銀杏旅館」からガレッジに通い勉強している。
ともあれ、後2人の兄弟が居る。(5人兄弟)
そのための、進路指導と準備が今後の課題でもあるが、これは容易に予測出来る範囲である。

ミナのお母さんの健康問題があるが、(彼女は5人目の出産の際、体の不調を知った:生理でもないのに出血がある)
何度か病院へ通ってはいるが、治らない。
友人である安部ドクターが、心配して病院から貰った診察結果を持ってきて見せるようにミナに言っているが、
データが何処かへ紛失。再度、病院から貰ってくるよう要請されている。

街の様子は、カトマンドウでは、各所で道路の拡張工事が実施されていて「埃っぽい事この上ない」が、
政府の改革?は市民とのコンセンサスは無く、一方的に道路の拡張工事が行われるため、
「座り込み」や「バンダ:ストライキ」が行われる結果となっている。
家も取り壊され、半分になった家があちこちに点在するのも解体する政府の都合によるもので、
半分瓦礫の中での生活を余儀なくされている。

ある日本人の経営する「風呂屋さん」などは、大家さんから半年前に「この家は息子が使うから出て行ってくれ」と
言い渡され、急遽引越しするはめになったが、そこも道路の拡張工事が行われていて
「いずれ出なければならなかった」と話されていた。

これがネパールである。

街はどんどん変化して行くのに、村では極めて「ゆっくり」としたスピードでしか変化していかない。
10年前と現在では村はそのままで、街だけが整備?されている。

人々は相変わらず「出稼ぎ」に一生懸命で、ミナの下の弟も運転免許を取って、
「出稼ぎ」に行きたい。と言っている。
確かに、学校を出てもここでは就職する企業が極めて少なく、彼の思いも分からないではない。
政治も混迷を続けており、何時正常な議会が持てるのかも不明な状態。

今期に起きた「バンダ」の発生原因は主に、
1:憲法制定における各民族間の意見の相違

2:その制定期日の遵守を求める行動

3:諸物価値上がりにおける抗議行動
 (これは、特にガソリン・プロパンなどライフラインに関するストが多い)

4:ホームレス地区における「バラック」の強制撤去に対する講義活動。
  こうした政府に抗議するバンダの他に、「交通事故」における、
  補償問題と喪に服す意味のバンダも頻繁に発生。

災害は雨季に多く、「がけ崩れ」は頻繁に発生して多くのトレッカーが閉じ込められる事も多いのもこの時期である。
先日5月5日にもポカラから西のジョムソン街道に近い場所で氷河湖が決壊して「洪水」が発生。
多くの人々が犠牲になった。

ここでの暴動やストライキは日常茶飯事で、近づかなければ問題はない。
大使館からの「注意喚起」の連絡はネットから頻繁に受信している。
今月末にはトゥロパカル村へ出向いて学用品や子供の服を置いて来るが、道路の「がけ崩れ」だけが心配でもある。

以上


今回は配信予定日より少し早くなったが、3日間のバンダのため、
何処にも動けず止む無く配信した事をお許し願いたい。








IMG_3258.jpgこの時期(5月中旬)に咲くジャカランダ

IMG_3254.jpg日本の「藤の花」と同じころに咲く「薄紫」が美しい花





では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/05/11(金) 21:13:13|
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「知足」

5月4日(金)天気:快晴 気温:22℃ 湿度:40%


今回は、有り余る物質文明とふんだんに使われてきたエネルギーについて問いたいと考え「一言」のみ配信する。

ここネパールでは「電力」は極めて不足しているが、生きるのにそれほど困っていない。
ガソリン・プロパンガスも同様である。

日本では「本当の闇夜」はない。街灯があり、暗い場所を明るくしているからでもあるが、
本当の暗さは、今まで「見えないもの」を見せてくれる。
夜空の星や満月の明るさである。(人工衛星も)

電気の無い生活に慣れているのである。
現在でも1日12時間以上の停電計画であり、その計画に近い時刻には電気が来る。

表題の「知足」とは「足りている事を知る」と言う意味である。
今の日本に一番必要な言葉であると考える。





我が家から撮影した「幸せの青い鳥?」DSCF1549.jpg

DSCF1548.jpg



では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/05/06(日) 04:51:30|
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ネパールの新年(4月13日)は・・・

4月27日(金)天気:快晴 気温:26℃ 湿度:35%


ここでは(2069年)1月1日は日本の(2012年)4月13日である。
この日の新聞では、日本のような「おめでたい」記事はまったく無く、
昨年の悪い経済状態を並べ立てているに過ぎなかった。
各政党の「勢力争い」ばかりが目立ちどこの国でも同じ「私利私欲や利権」のみを追求する政党ばかりである。
国民にとって一番辛い事は、諸物価の高騰であろう。

電気・ガス・水などの必需品をはじめ、全てのものが値上がりし、収入の極めて少ない多くの国民をさらに苦しめている。
働く場所がない93%あまりの国民にとって、諸物価の値上がりは「正に地獄」である。
連日、学生や市民団体のデモや抗議行動が繰り広げられ、
カトマンドウをはじめとする都市部でのバンダ(ストライキ:道路封鎖)が頻繁に実施された。

日本大使館からは度重なるデモや抗議行動への「注意喚起」が配信され、
ここに住む日本人に対し十分な注意を呼びかけていた。
時にはローカルバス(私が何時も使うバス)にも「爆弾」が仕掛けられていて、
未然に発見できたため大事には至らなかったが、ひとつ間違えば大きな事故になることは間違いない。

田舎では、毎日使うマサラや食用油をはじめ食料品が軒並み値上がりし、日常生活に大きく影響している。
街で働く極一部の人々にとっては、さほどでもない値上がりでも、
殆ど収入の無い村人にとっては極めて大きな問題である。
街で働く一部の裕福な人々は、値上がりによってさらにお金が入ってくる「仕組み」になっていて
よりお金持ちになり、多くの村人にとっては大変な貧困が待ち受けている。

新聞の写し(添付写真)には品不足のガソリンや電気事情さらには、
プロパンガスの高騰並びに品不足と言った記事が目立ち、水不足から共同の水場に長い行列が目立つ。
バクタプルあたりの道路沿いには、プロパンガスの空のシリンダーが列を作り、多くの人々の台所を直撃している。
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ここのネパールルピーもインドルピーに引きずられ、高騰し、輸出入の促進に大きな足かせとなっている。
そんな中、ネパールにおける新年の行事はいっぱいあり、
バクタプルやカトマンドウ・パタンと言った街では盛大に「山車」が出て新年を祝う。

「今年こそは」と願う市民でいっぱいである。

それぞれの家庭では、普段と全く変わらない生活がある。
人々は、町のそうした行事を見物に行き「神様」に祈りを捧げるのであるが、
雑踏の中での祈りは果たして「神様」に届くのであろうか?

私には、ここの新年では全く「お正月」を感じない。
先行き極めて見通しのきかない「ネパール情勢」である。
若者の将来を本当に考えるならば、彼らの置かれた環境を改善するべきであるが、
政府や政党は全く無関心でありむしろ閉鎖的とも言える状況を作り出している。

お金持ちは永遠に「お金持ち」であり、貧乏人は何時までも「貧乏人」である世の中が続く。
日本のような「所得倍増」を図る政治家は皆無であり、私利私欲のみ横行する社会環境の打開こそ、
この国の国民を豊かにするのだが、「誰も何もしない」。

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
「人は何をしたか?・何が出来たか?」と言う結果でなく、どんな「目的」で働いたかであろう。
結果は有形無形で出てくるがそれは問題ではなく、その過程こそ「宝」である。
これが私たちの活動の「信念」でもある。





カトマンドウのアッサンバザールで行われた新年の行事の様子
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ここならでは!女性の単車に乗る姿
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この配信の前3日間ほど「電話線をスクールバスが切断」して交信不能となった。(バスの運転手は何も言わない)
「ばかやろう!」と怒鳴りたいが、これもネパールである。
これを書いている私の心境はと言うと、とほほ・・・である。何も出来ない自分が「かわいそう」でもある。





ネパールのお土産?:今回は、フエルト製品を紹介したい。
ヨーロッパでは今から5〜6年前から流行していたが、日本にもその兆しが現れはじめ、
こちらから日本で販売するために持って行かれたフエルト製品が「瞬く間」に売れ在庫が無くなったとも聞いた。
この製品は多種多様に亘り、帽子・スリッパ・のれん?・かばん・髪飾り・腕輪・マットにタペストリーまで
ありとあらゆる物が作られている。
安いものでは30円からあり、高い物(大物)でも1200Rsほどである。


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では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/04/25(水) 21:46:48|
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タルチョのリニューアル儀式

4月16日(金)天気:晴れ 気温:20℃ 湿度:37%


今回は、我が家「銀杏旅館」でのチベット仏教における「のぼり旗」の取替え儀式の模様をお伝えしたい。
天気の具合が今一はっきりしない4月10日は、以前から計画していた「旗の取替え式」の日である。
玄関前に設置した「ポール:約6m」の旗を1年に1回の頻度で取り替えるのだが、これが一台行事である。

ミナのお父さんとその仲間のお坊さん(ラマ)によって一切が取り仕切られて、早朝から夕方まで「お経」の連続である。
もちろん、ミナのお父さんは「ラマ」である。
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日本と違い「お経を聞いている我々も参加」するため、抜け出す分けにはいかない。
沢山の「ろうそく」に火を付けるのは私の仕事である。
この「ろうそく」は「ギュウー」と言われる乳製品で、牛乳を加熱して出来る脂肪分(上に出来る脂肪膜)を集めて、
何時間も加熱を繰り返して作るが、食用でもあり仏教行事の「ろうそく」としても使われている。
有名なチベットのポタラ宮殿の中でも、この「ギュー」の「ろうそく」である。(日本で使われているような蝋燭とは材質が違う)
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ミナやミナのお母さんは、お茶やお酒の配膳、食事の準備で大変である。
一番下の弟(アシス君)は肉や野菜・さらには果物の買出しに忙しく「訳の分からない私だけが暇」であるのが残念?でもある。

この儀式は通常6〜8万Rsほどかかるが、ミナのお父さんが仕切るため、激安(1万Rs程度)で出来る。
村人の参列者も多く、道路に面しているため「お経」を聞きつけ、家の前を通る「仏教徒」も入ってくる。

ここでは、ヒンズー経と仏教は一緒に「崇めて」いるため、
お経を唱えている「8時間」あまりは「引っ切り無し」に来客があり、
それぞれ「お賽銭?:20〜100Rs」を持って来てラマに「厄除け」をしてもらいにくるのである。
ネパールでは「仏教徒」は全体の僅か15%ほどであるが、国民の殆どが両方の宗教を使っているのが実情である。
日本でも「お正月」には「神社」へ「お盆」には「お寺」へと言った具合に両方を使っているのと同じ感覚である。

さて、肝心の「儀式」であるがミナのお父さんは分厚い「経典」(短冊のような)を取り出し、
二人で輪唱するように読み始めた「お経」は聞き覚えのあるメロディーと共に、
「でんでん太鼓?」や「手持ち用の鐘」を鳴らしての読経で結構楽しめるものであった。
なぜ「聞き覚え」があるかと言えば、ここでは「お経」の音楽が多く売られていて、
カトマンドウの街ではこの「曲」が大きな音で流されているためである。
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こうして延々4時間ほどの読経の後、昨年から使っていた「旗」を取り替え、今年買ってきた旗と交換して固定。
参加者の「厄」をいっぱい含んだ「お米」をプラスティックの袋に入れて旗の一番上に取り付けて「掲揚台?」に立てる。
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その後、読経の中、私がメインでミナのお母さんと弟が加わり、旗の柱の周りを「柱」に触りながら回る。
この場合ミナも居たが、彼女は「私は駄目」と言って参加しなかった。
4〜5回ほど回って一応の儀式は終了するのであるが、この間にも「厄除け」の依頼者は待っていて、
これの対応をしなければならない。

こうして、朝9時から始まった儀式は夜7時ごろにやっと終わったが、
お茶や食事をする客が残っていて結局夜8時半ごろまで掛かり我々の食事となった。

これだけの、大きな行事を日本でやれば何十万円も必要になるだろう。
この行事を終えて、「宗教」って何だろう?っと言う疑問が頭をよぎる。
やはり、「心の拠り所」と考えるべきなのか?
極貧国ネパールだから、「神にすがる事のみ」が自分で出来る仕事だからか。





ネパールのお土産?:今回は、ネパールの「和紙」をご紹介したい。
ここの和紙は壁紙としても使え、名刺や行灯さらには手帳や日記帳など多くの民芸品として売り出している。
種類はめちゃめちゃ多く、添付写真は極一部のものである。

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では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/04/16(月) 23:51:34|
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三度の「ネパールマインド」

4月7日(土)天気:午後雨 気温:21℃ 湿度:55%


今回は、以前にもお伝えした「ネパールマインド」について再度お伝えしたい。
物質的先進国?である日本から見れば、ここネパールでは改善しなければならない箇所、
例えばゴミ問題・エネルギー問題・ライフライン問題などなど、言い出したら切が無い。

しかし国民は全く「無頓着」。
なぜなら、大多数の国民は諸外国を「知らない」からに他ならない。

最近では「出稼ぎ」から帰国した人々によって「少しずつ」ではあるが、変化しつつある。
ゴミの無い町や整備された道路などは、彼らから見れば「なぜ?どうして?」と言った疑問であろう。
ゴミがあっても何の違和感もない彼らであるが、清掃の必要性は理解していても
「自分の家の中」だけのことであり、道路が汚れていても「ただ鼻を押さえて」歩くだけで、何もしない。

こうした環境下にあるネパールではあるが、なぜこうも毎年観光客が来るのだろうか?
やはり、それに見合うだけの魅力がある。
・世界の屋根ヒマラヤ
・仏教徒もかなり居る国
・ヒンズーの国(インド・ネパールのみ)
・諸物価が安い(東南アジア全般)などなど
・特に日本人には馴染みのある顔が多い(モンゴリアン系)

こうした事から、親近感が溢れ「ナマステ」の挨拶にも気軽に答える事ができる。

ただし、「潔癖症」の方には無理な環境でもある。
・つばを吐く
・痰を吐く
・手鼻をかむ
・手で食事をする
・食器は何でも使う
・使ったら直ぐに洗わない
・トイレに「紙」がない(水と手で洗う)
・上も下も同じ「ほうき」で掃く
・洗面の際、タオルは使わない
・村では大地がトイレ(大人も子供も)

こうした背景には、「必要な時に」仕事をすると言った考え方があるようである。
今使わないのに綺麗にする必要性が「分からない」のである。

日本でも、今から100年前を考えれば「多少は理解」できるが、全く同じではない。
勉強は全て「暗記」方式で、与えられた教科書を「暗記」するのが「勉強」である。
従って、ここでは「独自の発想」などと言った考え方はなく、
それは各自が自分で理論構築し「築き上げる」ことしかないのである。

日本の今の教育も多少にかよった部分もあるが、「考える」ところがまだまだ残っている。
明治・大正・昭和・平成と時代が変わっても、日本では「不便」が物づくりを推進して来た。

また、物づくりを推進出来る環境をも作ってきた。
この環境とはエネルギーや原材料であるが、全て輸入であるにもかかわらず推進出来た事は、
やはり考え方であろうか?

自然の乏しい日本では「この方法しかなかった」と言っても過言ではない。
しかし、ここでは「不便」を感じていないため(当たり前)物づくりが進まない。

工業製品は全て輸入品で、しかも「極めて粗悪品」である。
こんな国で一体どんな「工業」が成り立つのだろうか?

陸続きで輸入が容易な国ネパールでは、昔からインドとの交易は盛んで、ここ20年ほど前から中国も参加。
「いまさら工業でもない」と言った、考え方が出てきても不思議ではない。

日本の場合には「周りが海」と言う国境があり、「自分たちでやらねば」と言う気持ちが
「国の工業推進」を図ってきたと考える。

全て手作業に頼るネパール製品は、決して高価ではなく一般の人々が購入出来る価格設定となっている。
ただ「水」は確保できる事から「発電」は出来る。
唯一のエネルギーであるが、十分とは言えず常に「停電」があり、
(もちろん計画的に)これが結構頻繁に実施される。

交易の関係からインドに「輸出」しかも国内より安く売られている現実を考えると
「周辺諸国」に搾取され続けていると言わざるをえない。

でもネパールとしては何も出来ない。
この現状を踏まえて「支援活動」をしなければならない。




ネパールならではの「おみやげ?」:今回は仏具の一つである「蝋燭たて」を紹介したい。
台座の部分がネジになっていて、上の「蓮の花」の部分を開いたり閉じたり出来るものだが、
肝心の蝋燭を立てる部分が小さいのが「難」である。
しかし日本で仏壇に使う蝋燭程度であれば問題ない。


IMG_3081.jpg>「蓮の花」が開いたところ

IMG_3082.jpg>「蓮の花」が閉じたところ

では次回「ネパール通信」まで。


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  1. 2012/04/06(金) 17:46:26|
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プロフィール

筋田 雅則

Author:筋田 雅則
20代半ば、岐阜県山岳連盟の
カシミール遠征隊へ招聘
その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。

その後、ネパールの同宿の山仲間と、
「学校づくり」を開始し約30建設
ネパール支援を何十年も繰り返し、
定年退職後、ネパールへ移住。

現在はカトマンドゥ在住、
ラムチェ村を中心にボランティア活動を行う。

ブログでは、ネパールでの
ボランティア活動報告を通して
生きた現地情報をお伝えしていきます。

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